ELECOM WRC-733FEBK-A をAPモードにしようとして苦戦

2階の奥の部屋のWi-Fiの電波が弱かったので強化したときの話です。

まず試したのは TP-Link TL-WPA4220KIT というPLCです。1階のルータ脇に親機、2階はパワーラインが一番安定したエアコンのコンセントに差して、パソコンで速度を図ると、早い時は数十Mbps出るのですが、遅いときは数Kbpsしか出なく、結局返品しました。

Wi-Fi中継器は以前試みたのですが、2段階で中継しないと使えないかなー、という感じでしたので、思い切ってLANケーブルを2階の奥の部屋まで這わせて、アクセスポイントを作ることにしました。

LANケーブルは階段下のルータから、階段、階段の天井と這わせ、階段の天井にドリルで穴をあけて屋根裏を這わせて、目的地の奥の部屋の天井に穴をあけて下すことにしました。古い家なので天井裏で埃まみれになっての作業でした。30mのケーブルを使ったのですが、だいぶ余ったので、天井裏で余った分を巻いて、必要な長さだけを下に垂らしました。

次にルータ(WRC-733FEBK-A)にパソコンをLANケーブルでつなぎ、デフォルトのルータモードから、APモードに切り替えます。

切り替えて再起動したら普通にアクセスポイントとしてつながって、安定して100Mbpsの通信ができるようになりました。

で、ゲストSSIDも追加しようと思って、再度管理画面を開こうと思い、マニ ュアルに書いてあったとおりにPCのIPアドレスを192.168.2.10に変更し、ルータの http://192.168.2.1/ にブラウザでアクセスしても、開くことができませんでした。

コマンドプロンプトから netstat -r でルーティングテーブルを確認しても、192.168.2.1 のスタティックルーティングが存在し、つながらないはずはなさそうだったのですが、ping してもだめでしたし、tracert してもだめでした。

ルータのリセットボタンを長押しし、初期化して再度管理画面が出るようにしてから、こんどはじーーっくりと設定を見直してみました。

すると、APモード時の「LAN設定」の「アドレスタイプ」が「DHCP」になっていました。つまり、APモード変更前は192.168.2.1だったアドレスが、再起動後はDHCPによりルータから割り当てられたIPアドレスに変更になっていた、という落ちでした。

ルータのDHCPで固定IPを割り当てるために、APモードに変更して再起動する前に、「システム設定」>「ステータス」でMACアドレスを控えておきます。SSIDの設定をした後で再起動。1階のルータの管理画面で控えたMACアドレスのIPアドレスを確認したところ 192.168.10.8 だったので、http://192.168.10.8/ にアクセスしたら、無事アクセスポイントの管理画面が表示されました。

1階のルータに固定IPを設定して、アクセスポイントを再起動して、IPが同じことを確認できました。

ちなみに、このELECOMのルータですが、に2.4GHzと5GHzのそれぞれに、「SSID」、「マルチSSID」、「ゲストSSID」が設定できます。

ちょっと管理画面の構成がわかりにくくて、「無線設定」>「基本設定」に「SSID」、「無線設定」>「マルチSSID」に「マルチSSID」と「ゲストSSID」の設定があります。ただしパスワードは別画面で、SSIDを設定した後で、「無線設定」>「暗号化設定」でSSIDを選択してパスワードを設定する、というものでした。最初、ゲストSSIDを設定したときは、「暗号化設定」でSSIDを選択できることに気づかなかったので、ゲストSSIDのパスワードはどうやって設定するのかわからなくて困惑しました。

今回の件でELECOMのルータの評判がよくない理由がよーっくわかりました。

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