LXQt で Wi-Fi のトレイアイコンを表示
結局、スリープ後に Wi-Fi が接続できなくなる現象は未解決のままなので、Wi-Fi の状態をすぐに確認できるように、Windows のようにタスクトレイに Wi-Fi の状態を常時表示しておきたいと思い、調べました。
LXQt のスタートメニューから「設定」>「LXQt設定」>「LXQtコンフィグレーションセンター」を開き、「ConnmanUIセットアップ」を起動すると、タスクトレイに Wi-Fi の状態が表示されるのはわかっていました。
「ConnmanUI セットアップ」とは cmst (Connman System Tray) というコマンドです。man cmst
でマニュアルも確認できます。
タスクトレイの Wi-Fi マークを右クリックし、メニューから「Maximize」を選択すると、cmst のダイアログが表示されます。「Preferences」タブを開き、設定を行います。
デスクトップにログインした状態でタスクトレイに常駐させるためには、以下のオプションをオンにします。
- Enable Autostart
- Start Minimized
右の「Start Up Options」はデフォルトで disable なので、「Enable Start Options from GUI (right hand pane)」を最初にチェックする必要があります。
これで、次回デスクトップににログインすると、タスクトレイに Wi-Fi の状態を示すアイコンが表示されます。
なお、設定は $HOME/.config/autostart/cmst-autostart.desktop
に以下のように保存されていました。
[Desktop Entry]
Type=Application
Version=1.0
Categories=Settings;System;Qt;Network;
Icon=preferences-system-network
Exec=cmst -w5
Terminal=false
StartupNotify=false
X-GNOME-Autostart-enabled=true
:
「Exec」行のコマンド「cmst -w5」が実行されます。man で確認すると、システムトレイが生成されないうちに最小化状態で起動すると失敗することがあるため、5秒待つようです。
-w, --wait-time <seconds>
Specify the wait time in seconds before starting the
system tray icon (default is 0 seconds). If CMST is
started and tries to create a tray icon before the sys‐
tem tray itself is created CMST will not be able to
start minimized.