TeraTermやPoderosaでCtrl+@(アットマーク)

Windowsからサーバへsshでログインするのに、今まではWSLttyを起動して、WSL(Ubuntu)のsshクライアントで接続していました。

接続先が多くなってきたので、いちいち接続先を指定して起動するのも面倒になったので、久々にWindowsのSSHクライアントを物色してみました。WLSttyは、他にもコマンドラインが複数行になったときのカーソル移動が変だとか、日本語の表示がたまにおかしくなるとか、問題があったので、ちゃんとしたターミナルエミュレーターを探そうと。

ちなみに以前はPuTTYで落ち着いていましたが、PuTTYでは入力できないキー(確かCtrl+]とか)があって、それを有効にするためにソースを修正してexeを作り直さなければならなかったんです。今は知りませんが。それもめんどくさいし、久々だし、他のも試してみることにしました。

ぐぐって調べたところ、候補は(1)TeraTerm、(2)Poderosa、(3)RLogin になりました。

TeraTermはtelnetクライアントとしてだいぶ使わせていただいたのですが、ssh対応が遅かったためPuTTYへ移って、それからは使っていませんでした。

PoderosaとRLoginは全く使ってなかったのですが、評判よさそうだったので。ちなみに、RLoginは聞き覚えがあったのですが、SSHができる前のセキュリティを全く考慮していなかった「rlogin」と同じ名前だったので、試しもしなかったと思います。

TeraTerm

SSHで接続できるようになった他、細かいところはいろいろ機能強化されていますが、基本的にはTeraTerm Proのころと同じでした。Ctrl+@ が入力できなかったので、keycode.exe を起動してキーコード(1050)を調べてkeyboad.cnf に以下を追加しました。懐かしかったー。(笑)

[User keys]
User1=1050,0,$00

keyboad.cnf は 設定>設定フォルダ… の「キーボード設定ファイル」から「Open File」できます。

keyboad.cnf の書き方については、keycode.txt に記載されています。

最後の「$00」は16進数の文字コードなんですが、これは別のターミナルエミュレーターでCtr+@だけ入力したファイルを作成して、odで文字コードを調べました。

$ vi /tmp/at
(i C-v C-@ Esc :wq)
$ od -x /tmp/at
0000000 0000
0000001

しばらく使ってみたのですが、XTermに寄せた、文字を選択するだけでコピー、右クリックでペーストなど、UI設計が古すぎて現在では使いにくさを感じました。

また、サーバごとの設定をUIで設定できないのもちょっとめんどくささを感じました。

Poderosa 4

Poderosa はVersion 5からフリーソフトでなくなってしまったそうなので、フリーソフトのVersion 4を選択しました。

Zipファイルを展開して Poderosa.exe をダブルクリックすると、「DLLが見つかりません」みたいなエラーが出て起動しなかったので、いったん削除後に、Zipファイルのプロパティを開いて「セキュリティ」の「許可する」をチェックしてから展開しなおしました。

TeraTermと違って、普通のWindowsアプリ的なUIです。ログイン先の設定も接続先ごとに覚えてくれるみたいです。

TeraTermと同じくCtrl+@が入力できなかったので ツール>オプション… の 操作>追加キー定義 に「Ctrl+@=0x00」を追加しましたがエラーになりました。マニュアルを見ても左辺に何を書けばいいのかわからず色々探しましたが、C# の Keys列挙型(Enum)の列挙子じゃないとだめそうだということがわかりましたので、MSDNを参照したのですが、「@」がどの列挙子かわかりませんでした。適当に OemQuotes を指定してもだめでしたので、さらに調べたところ、「【C#】Keysで@(アットマーク)」という記事を見つけ、無事設定することができました。\(^o^)/

その後、Ctrl+/でもundoできるように、もう一つ加えて、以下の設定にしました。

Ctrl+Oemtilde=0x00,Ctrl+OemQuestion=0x1F

念のためソースを確認したところ、Keys列挙型の中に指定された列挙子があるか、なければ「Oem」を付けた列挙子があるかを確認して、なければエラーみたいになっていました。商用版が出ているせいか、フリーソフト版のほうのドキュメントも乏しく、コミュニティも活発なかんじはしなかったので、自力解決できないと厳しいかなー、という感じがしました。

RLogin

サーバごとの設定の保存が可能で、キーボードも特にカスタマイズする必要はなく、モダンなUIで、ドキュメントもしっかりある。今のところこれが一番よさそうです。

カーソルを点滅しないように「Box/Steady」にしたのですが、ときどき気づくとブリンクしていることがあったのですが、「IMEオンで文字カーソルの色と形を変更する」の「No change」を「Box/Steady」に変更したら収まったようです。「IMEオンで…」のチェックボックスはチェックしていません。

キーボードのカスタマイズは、試しに、Ctrl+「/の右のバックスラッシュ(KBDによっては円マーク?)」でもundoできるようにしてみました。

/の右のバックスラッシュは「$DC(\)」ではなく「$E2(_)」でした。「$E2(_) Ctrl \037」で可能でした。

唯一気に入らないのが、日本語文字の上にカーソルが来た時に、左半分しか反転しない点です。が、たぶん普段は気にならないと思っています。

ということで、しばらくRLoginで生活してみることにしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です